<大地震>「備えなし」が急増 07年13%→09年24%(毎日新聞)

 大地震に備えた対策を特に取っていない人は24.2%と、07年10月に行った調査の13.5%から増加したことが、内閣府の「防災に関する特別世論調査」で分かった。水や食料、医薬品などを備蓄している人も微減となっており、防災意識が薄れている傾向がうかがえる。

 調査は09年11〜12月、全国の20歳以上の男女3000人を対象に実施し、1944人から回答があった(回答率64.8%)。携帯ラジオ、懐中電灯、医薬品などを準備している人は56.7%で、前回に比べ2.2ポイント減少。食料や飲料水を準備している人も33.4%と、前回から2.6ポイント減った。

 住宅の耐震補強工事の実施予定がない人は65.5%(前回比8.4ポイント減)に上り、依然として高い。予定がない理由は「お金がかかる」50.6%(同8.7ポイント増)、「必要性を実感できない」22.1%(同5.8ポイント減)などだった。家具や冷蔵庫などを固定している人は26.2%(同1.9ポイント増)と、微増にとどまった。

 内閣府は「前回調査の年には能登半島地震や新潟県中越沖地震があったのに対し、最近は大地震が少なく、防災意識が低下した可能性もある。備えの重要性を引き続き訴えていくしかない」としている。【福永方人】

【関連ニュース】
【写真特集】ハイチ大地震 石の街が粉々に
【写真特集】阪神大震災 ビルが、高速道路が…
【写真特集】岩手・宮城内陸地震 山が、川が…
ニュースがわかる 日本に地震はなぜ多い?
備える:地震の基礎知識/4 揺れの周期

<ハイチ大地震>インド洋津波、阪神大震災の遺児が街頭募金(毎日新聞)
<DV>「防止法拡充を」被害者が福島担当相に要望(毎日新聞)
<訃報>谷本守さん81歳=元鹿島専務(毎日新聞)
愛知県職員に無罪判決=電車内痴漢で起訴−名古屋地裁(時事通信)
県職員を現行犯逮捕=酒気帯びで追突−山梨県警(時事通信)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。